2018年10月18日13:32
イオンフィナンシャルサービスと、Global Mobility Service(GMS)は、インドネシアで成長著しいライドシェアサービスドライバーを対象としたオートローンの提供を開始する。
両社は、2017年よりフィリピンにてトライシクル(三輪タクシー)、 2018年より四輪タクシードライバーを対象としたオートローンを提供し、ドライバーの就業機会の創出および低排出ガスの新型車両導入による大気汚染の改善に向けた取組みを行ってきた。ASEAN最大の人口規模で、 成長著しいインドネシアにおいても同様の取り組みを実施するため、2018年10月よりイオンフィナンシャルサービスの現地子会社であるPT. AEON CREDIT SERVICE INDONESIA(本社:インドネシア国ジャカルタ市)と、GMSの現地子会社であるPT. Global Mobility Service Indonesia(本社:インドネシア国ジャカルタ市)による、 四輪タクシードライバーを対象としたオートローンの試行を開始する。
総人口2.6億人を擁するインドネシアは現在、自動車保有率5%である一方、自動車(新車、 中古車を含む)の2017年度販売台数が350万台を超えている。2022年には販売台数が500万台を超えると試算されているそうだ。これに伴い、同国では首都ジャカルタを中心にモバイルアプリケーションを活用した配車サービスが急速に普及している。しかしながら、そのサービスの担い手となるドライバーとしての就業ニーズが拡大している一方で、ドライバー自身が信用不足から車両を調達するためのローンが組めず、就業できない実情があるそうだ。こうした環境の中、イオンフィナンシャルサービスとGMSはIoTデバイスを搭載した車両を提供し、返済の延滞や端末の不正な取り外しが発生した場合には、エンジンを遠隔起動制御する仕組みを担保とした信用供与により、ドライバーとして安定した収入と就業機会の創出を目的とした取り組みを実施する。