2023年11月19日8:00
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)の電気小型トラック「eCanter」が、e-Mobility Powerが発行する充電サービスカード「eMPカード」の対象車両に選定された。
全国の「eCanter」のユーザーは2023年11月以降、e-Mobility Powerのウェブサイトもしくはスマートフォン向けアプリで会員登録を行い、e-Mobility Powerから「eMPカード」が交付され次第、e-Mobility Power社の全国最大の公共充電ネットワークの一部で、充電器の利用が順次可能になる。当初は全長5メートル以下・標準幅の車両が対象だが、今後、よりサイズの大きな車両も利用可能な充電スポットが拡大される予定だという。
e-Mobility Powerは全国の商業施設や道の駅、高速道路のサービスエリア・パーキングエリア、自動車ディーラーなどに普通・急速合わせて2万口以上の充電ネットワークを展開している。今後、電気(EV)トラック向けに対応する駐車スペースを確保した充電スポットの新設も計画されているそうだ。
「eCanter」が「eMPカード」の対象となったことにより、「eCanter」のユーザーは自社事業所における充電(基礎充電)に加え、運行ルート途上での「経路充電」も可能になる。MFTBCはEVトラックの充電方法の多様化によって、EVトラックの課題の1つである航続距離に対する不安を軽減し、「eCanter」活用用途の拡大と、ユーザーの使い勝手の向上によるEVトラックのさらなる普及への貢献を目指す。
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ペイメントナビ編集部
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