2018年10月19日16:05
銀聯国際(UnionPay International)は 2018年10月18日、中国本土以外の48国と地域で発行されたUnionPay(銀聯)カードの累計発行枚数が1億枚を突破したと発表した。年初より新規発行枚数が1,000 万枚増加し、今年 1-9月期に海外で発行された銀聯カードの取引高も前年比 40%超増となった。
中国大陸以外からの訪日銀聯カードホルダーでは、中国香港、韓国、中国マカオ、タイ、フィリピンなどが多数を占めた。具体的には、中国本土以外で発行された 銀聯カードのうち、香港と韓国の発行枚数が最も多く、香港では、新たに発行されたクレジットカードの半数を銀聯カードが占め、香港発行の銀聯カードの日本国内での利用件数は香港からの訪日観光客数と同等までに迫っているという。
また、韓国国内発行の銀聯カードの店舗・ATMを合わせたカードの日本国内の利用件数も2018 年 1-9 月期には前年比 2 倍となっている東南アジア10の国と地域でも銀聯カードを発行している。
銀聯カードの日本国内の加盟店数は現在、70万店を突破した。まだまだ現金が必要なシーンが残る日本観光のニーズにも対応すべく、全国7万カ所のATMで利用可能となっており、こちらも高い利用率を誇っているそうだ。加えて日本でも、銀聯QuickPassと銀聯QRコードのモバイル決済が利用可能となっており、東急プラザ銀座と松屋銀座ではQuickPassが導入され、LAOX免税店とJTCで銀聯QRコード決済に対応している。