2018年10月23日18:15
Visaは、米国時間の2018年10月18日、2017 年より試験的に開始していた、Netflix によるVisaトークンサービスの使用拡大を発表した。
VisaとNetflixは、グローバル展開するイシュア(カード発行会社)がVisaトークンのライフサイクル管理を行うことで、オーソリゼーション率を向上し、これによって得られるメリットを実現するために協働している。Visaトークンサービスでは、カード情報を一意のデジタル識別子に置き換えて決済処理を行うため、カード保有者の重要な口座情報を提示する必要がない。Visaトークンにより、グローバル展開するイシュアは、カードの紛失、盗難、期限切れの際、動的にクレデンシャル情報を更新することができ、加盟店や顧客にフリクションレス決済体験を提供できるとしている。
Netflixは、2017年に最初のパイロットプログラム開始時に、カード情報をトークン化するVisaトークンサービスの利用を決めた最初の加盟店となる。Visaは、Visaトークンサービスに新たに20社のアクワイアラ決済ゲートウェイとテクノロジーパートナーを加え、トークン化サービスをグローバルに拡張することを発表している。2014年のVisaトークンサービスの提供開始以来、Visaは、40もの市場にまたがるモバイルやウェアラブル端末メーカー、イシュアウォレット、オンライン加盟店、決済サービスプロバイダー、アクワイアラ(加盟店開拓企業)といった、世界中から60を超えるトークンリクエスターをトークンプラットフォームに追加している。