2017年8月1日17:13
ビザ・ワールドワイド(Visa)は、2017 年7月28日、シンガポールと英国のデータセンターの取引処理能力の拡大を発表した。これらの2カ所の国際処理ハブの開設により、Visaのインフラの速度、弾性、地理的な多様性が高まると同時に、より高度な支払い方法を提供する能力が強化されるとした。
シンガポールと英国のデータセンターは、Visaの既存の北米の処理施設を補完することになる。同期化された4カ所のデータセンターに支えられたビザの取引処理能力の強化により、インフラの冗長性と弾性が向上し、1万6600件の金融機関、数百万カ所の加盟店の店頭、30億枚のカードに対するVisaのサービスに障害が生じる可能性が最小限に抑えられるとした。
2つのデータセンターには、高性能ハードウエアやエネルギー効率の高い電源および冷却インフラを含め、最高水準のテクノロジーが導入されているとしている。Visaは、これらの2カ所の施設における国際取引の処理を2018年に開始する予定だ。