2010年11月04日9:00
2009年に英国人は海外でいくらカードを使ったのだろう。英カード協会によると、255億ポンド(約3.5兆円)が海外で使われたという。
1999年の91億ポンドと比較すると、10年強で180%も伸びたことになる。これは英国で発行されたカードの統計。それでもカード海外利用は全取扱高のわずか3%以下だ。
クレジットカードの海外利用は128億ポンド、デビットカードは125億ポンドだった。2008年はクレジットカード利用が151億ポンド、デビットカードが124億ポンドだから、クレジットの落込みが大きかった。
カードによる海外ATM利用は、2008年の2.6億ポンドからやや減少し、2.5億ポンドとなっている。海外旅行は節約志向だったことがわかる。
ちなみに、英国で発行されたカードの2009年の海外不正額は1.227億ポンドで、2008年から47%も減少している。やはりICカードの威力だろう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。