2019年7月31日19:00
大日本印刷(DNP)は、VisaやMasterCard等の国際ブランドのデビット決済(即時払い)の導入・運用に必要な機能を提供する「DNP国際ブランドデビット 決済サービス」について、2019年7月31日に、インターネット上のアプリケーションとして利用できるASP(Application Service Provider)型での提供を開始した。同ASPサービスは、第一弾として、オリエントコーポレーション(オリコ)に採用され、株式会社トマト銀行の「トマトMastercardデビット」で運用を開始した。
DNPは同ASPサービスを複数の金融機関で利用できるマルチテナント方式で提供し、カード発行会社や地方銀行等は、決済サービスを比較的低コスト・短納期で導入できる。カード発行会社や銀行等は、独自に機能を開発して、サービスを開始する場合と比較して、必要な期間が約半分に短縮できるそうだ。
また、3-Dセキュア、ICカードの製造・発行、口座開設アプリ、カードの即時発行、マルチペイメントサービス、デジタルマーケティングサービスなど、DNPが提供する決済関連の各種ソリューションと連動できる。
なお、費用は、月額固定費用+月額利用金額(使用量に応じた従量課金制)で提供する。
DNPは、キャッシュレスプラットフォーム上の各サービスを機能的に連動させて提供することで、金融機関や小売・流通業などのキャッシュレス化をトータルに支援し、2023年度中に30億円の売上を目指す。