2010年11月11日8:55
2015年までに世界のデビットカード稼動枚数は53億枚に達する。と、米調査会社のGIAが予測した。デビットカードにはプリペイドカードも含まれている。
経済の先行きは不透明、失業率は高止まりのまま。消費者マインドは堅実、健全に向いている。クレジットカードの使い過ぎを抑制し、預金残高や前払残高の範囲内で使おうという傾向はますます顕著になってきている。
デビットカードの成長はインフラ整備の進展も影響している。生活に密着したスーパーマーケットなど小額決済店の開拓が進んでいるのだ。
若年層のデビットカード利用とオンラインサービスでの利用も後押ししている。
エリア別にみると、アジア・パシフィックと欧州は全世界のデビットカード総数の3分の2を超える。中国の銀聯カードに代表されるようにアジア圏の人口の多さがカード発行枚数に比例している。
米国のデビットカード市場は堅調に推移するとしている。日本の消費者マインドも堅実へと向いている。今後プリペイドカードやデビットカードの稼動枚数は着実に増えていくと予測される。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。