2019年12月2日20:30
SMNは、同社のO2Oマーケティングプラットフォーム「Marketing Touch」において、 このほどジェイアール東日本企画の電子チケットサービス「wallabee」との連携第3弾として、新たに開始するエリアへの提供を行った。
ジェイアール東日本企画が提供する電子チケットサービス「wallabee」は、従来の紙製チケットの販売・利用の流れをデジタル化しスマートフォンに集約することで、電子チケットサービスを提供する交通機関や商業施設・イベント主催者などの事業者と、電子チケットを購入するお客さまの利便性を高めたデジタルチケットプラットフォームとなる。 2019年7月の提供開始以降、 金沢市を楽しめる観光クーポンサービス「ゆるりゆったり涼み旅 金沢」、 新潟市での観光型MaaS実証実験「にいがたMaaS Trial」において導入されている。
また、今回の実証実験で活用するデジタルスタンプは、静電マルチタッチ技術を応用し、ブラウザでスタンプの押印認証をすることができる、アナログとデジタルを融合したスマートフォン向けサービスであるという。アプリのダウンロードが不要で、利用者のスマートフォンに搭載されている標準のブラウザですぐにサービスを利用することが可能だ。
「Izuko」は、4月から東急、JR東日本、ジェイアール東日本企画が伊豆半島にて実施している、鉄道、バス、AI オンデマンド乗合交通、レンタカー、レンタサイクルといった交通機関を、スマートフォンで検索・予約・決済し、目的地までシームレスに移動できる2次交通統合型サービス「観光型MaaS」の実証実験となる。
4月1日~6月30日まで実施した「Phase1」では、専用MaaSアプリケーション「Izuko」が、当初想定を大幅に上回る23,231ダウンロードを獲得するなど、好調に推移した半面、ダウンロードの手間を含めた操作性や、サービスエリアの限定性、商品の幅、運用面など、 多くの課題が浮き彫りになったという。これらを踏まえ、2019年12月1日~2020年3月10日まで実施する「Phase2」では、「Izuko」の基幹部分を、ダウンロードが不要なWebブラウザシステムに切り替え、操作性や運用性を大幅に改善させる。またJR伊東線(熱海駅~伊東駅)区間をはじめとするサービスエリア拡大や、デジタルチケットの商品メニュー拡大のほか、実装を見据え、伊豆の多客期(2~3月)にあわせて実施するそうだ。
さらに、 同実証実験の定性目標に掲げた、オンデマンド乗合交通など新規施策を通じた地域課題解決の施策として、TV の操作だけでAI オンデマンド乗合交通が配車できる仕組みを導入する。
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ペイメントナビ編集部
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