2020年1月14日16:00
NXP Semiconductorsは、NTTドコモとソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(ソニー)が実施するモバイル決済デモンストレーションに、NXPの超広帯域無線(UWB)ソリューションが採用されると発表した。UWBベースのモバイル決済や、デジタル・サイネージによるターゲット・マーケティングのデモンストレーションは、2020年1月23日と24日にDOCOMO Open House 2020で行われれる。
NXPはモバイル機器向けUWBチップセットを最近発表しており、UWBエコシステムの拡大や、NXPのユニークでセキュアなUWBポートフォリオにより強化された高精度リアルタイム位置特定機能の活用のために、モバイル、IoT、自動車メーカーなどで構成されるエコシステムの企業から継続的にサポートを得ている。
ドコモとソニーにより計画されたスマート・リテール・デモンストレーションは、UWB技術により直観的で、接続の手間のかからない体験を紹介するとともに、交通、店内決済、ビルへのアクセスなどに広がるFeliCaベース・サービスの新たな可能性を拓くとしている。
スマート・リテールのデモンストレーションでは、パーソナル化した広告やマーケティングの特定用途向けに構築可能なUWBの360度ポジショニング、数センチ単位の位置特定精度、空間的位置認知などの広範なメリットを明らかにするために、ユーザーの動きやポジショニングのトラッキングを行う。さらに、Bluetooth Low Energy(BLE)や近距離通信(NFC)などの狭帯域スペクトルの既存ワイヤレス技術のメリット向上や、こうした技術との相互運用性確保のためのUWBの補完/ユビキタス機能も紹介する。UWBベース・デモとして、決済、認証、識別向けエンド・ツー・エンド・セキュア・ハードウェア/ソフトウェアを組み込んだ店内決済やドライブスルー決済向けのセキュアで便利なハンズフリー・チェックアウトなどが行われるとしている。
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ペイメントナビ編集部
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