2020年2月5日16:20
クレディセゾンは、カンボジア・ミャンマー・スリランカ・インドの4カ国において、現地子会社・関係会社を通じてマイクロファイナンス(主に小口融資)を提供する五常・アンド・カンパニーに対し、新興国でのマイクロファイナンス事業資金を目的とする新規融資を実行したと発表した。
五常は、「民間版の世界銀行」として、「世界中の新興国で低価格かつ高品質な金融アクセスを届ける」ことをミッションに掲げ、カンボジア・ミャンマー・スリランカ・インドの 4 カ国に拠点を置く7つのグループ会社を通じて、世界的な課題の1つである金融包摂の実現に寄与する金融事業を行っている。今回融資する資金は、発展途上国や新興国など、通常の銀行融資が受けられない零細事業を営む女性を中心に、個人や中小・零細企業にファイナンスを提供する原資となるものであり、現地の人々の経済的自立や生活水準向上に貢献していくことを期待している。
同社は、グローバル事業を将来の収益基盤の柱として位置づけ、アジア圏を中心としたファイナンス事業の進出拡大と地域経済発展への貢献に向け、現地企業との戦略的パートナーシップを軸とした中長期的な海外戦略の基盤づくりと事業展開を行っている。
今回の融資を通じて、金融包摂の実現に寄与すると共に、五常が掲げるミッションは、同社のグローバル事業戦略との親和性が高く、今後はグローバル事業での取り組みも視野に、五常との連携を一層深めていきたいとしている。