2010年11月18日12:36
大日本印刷(DNP)は11月18日、既存の非接触ICカードやおサイフケータイを使用し、第三者によるパソコンの不正使用を防止する、Windowsパソコン用セキュリティソフト「End Point Saver F」と「End Point Saver M」を開発し、11月22日から販売を開始すると発表した。両セキュリティソフトは、専用のICカードを新たに作製する必要がなく、ユーザが現在使用している社員証などの非接触ICカード(Mifare、FeliCa)やおサイフケータイをそのまま使えるメリットがある。
特長としては、①許可された社員以外がPCを利用することを防止、 ②離席時に画面表示とキーボード、マウス操作の受付を停止(スクリーンロック機能)、③簡易的なログ取得が可能、④アンインストール制限、⑤モバイルパソコンのセキュリティ強化を図ることが可能、などが挙げられる。
対応PCはWindowsXP Professional(SP3)、WindowsVista Business(SP1/SP2)、Windows7 Professionalが動作するパソコン(メモリー128MB以上、ハードディスク容量50MB以上)で、価格はパソコン1台当りそれぞれ3,000円となる。従業員数約100人の職場の場合、カードリーダも含め約60万円程度でシステム構築が可能だ。
販売はDNPによる直販のほか、代理店販売、ダウンロードサイトでの販売などを予定しており、今後2年間で約1億円の売上を見込んでいる。