2020年2月26日19:18
ペイパル(PayPal Pte. Ltd.)は、楽天が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」の決済プラットフォームに、同社が提供する決済サービスの提供を開始すると発表した。これにより、「楽天市場」の出店店舗は、「PayPal(ペイパル)」をユーザーの決済手段として導入することが可能になる。
利用者は、ペイパルのワンタッチ決済を利用することで、クレジットカード情報を入力せずにペイパルアカウントから商品の支払いができるようになる。また、デビット・クレジットカードに加えて、ペイパル口座に連携させた銀行口座(みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)からの支払いが可能だ。
今回、「楽天市場」の海外販売に対応する出店店舗にとって、ペイパルがユーザーの決済手段として追加されることで、世界中の3億人を超えるペイパルユーザーに自社の商品を販売するビジネスチャンスが広がることになる。ペイパルが2019年に11カ国を対象に実施した「モバイルコマースに関するグローバル調査」によると、オンライン販売を行っている国内マーチャントの海外顧客による売上構成比は全体の26%で、日本は、11カ国中、最も低い割合となった。このことは、日本のマーチャントにとって海外の顧客を取り込むことで売上を拡大する機会があることを示しており、今回のペイパル決済導入で海外向け取引の増加が期待されるとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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