2019年6月1日8:00
中国オンラインバンキングの認証とセキュリティにおけるNo.1サプライヤーである中国飛天誠信科技有限公司(Feitian Technologies社)の日本総代理店である飛天ジャパン株式会社は、QRコード決済端末の新製品「SCITUS F40」の出荷を開始した。今後も日本のキャッシュレス決済の普及が一段と加速するとみられており、新端末はAndroid OSを搭載し、アプリをインストールすることでニューノーマルにも活用できる便利な機能を後から拡張できるのが特徴だ。(提供:飛天ジャパン株式会社)
セキュリティ・ファーストの信頼感を期待し、大手企業が採用
中国のFeitian Technologies社は中国オンラインバンキングの認証とセキュリティにおけるNo.1サプライヤーで、これまで、世界の200を超える金融機関にセキュリティ製品を供給するなど、デバイスの導入実績は1億本以上を誇り、中国国内のマーケットシェアは50%を超える。金融機関のほかにも、高度なセキュリティを要求される官公庁や大手企業などに幅広く採用されている。
飛天ジャパンはセキュリティ製品の販売のほか、モバイル決済端末製品のOEM(相手先ブランドによる供給)やODM(相手先ブランドによる設計・生産)を中心とするフィンテック(FinTech)事業、さらに、顔認証・物体識別などのAIソリューションや顔認証技術を応用したサービスにも幅を広げている。
飛天ジャパン株式会社 代表取締役の李戦海氏は「セキュリティ製品の販売を発祥とする飛天ジャパンの考え方は、セキュリティー・ファーストです。その当社が展開する決済端末が、日本国内の主要なビジネスプレーヤーからOEM・ODMで選ばれているにはいくつかの理由があります」と話す。
そのひとつは、クレジットカード業界のセキュリティ基準であるPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)などの厳しいセキュリティ認定などへの対応も心配しなくて済むことだ。飛天ジャパンが端末の開発と認定の取得を行うことで、顧客企業は決済端末の商用化までの時間とコストを節約することができる。
製品やサービスの企画・設計は日本市場に精通した飛天ジャパンが行い、製造は「セキュリティ大国」と言われる中国市場で圧倒的なシェアを持つFeitian Technologies社が高品質なモノづくりを担う。こうした日中の緊密な連携でコスパに優れた製品を生み出し続けており、大手企業の決済端末などに飛天ジャパンの製品が採用されているほか、官公庁はじめ500以上の企業・団体を顧客に持っている。
「コロナの影響で、日本のキャッシュレスは拍車がかかる」
新型コロナウイルスの影響で、店舗の会計カウンターにはビニール製の透明な飛沫飛散防止の仕切りが設置され、現金の受け渡しは手渡しではなくトレーで行うことが一般的になった。
李氏は「新型コロナウイルスの影響で、支払う方も受け取る方も、できれば現金を避けたいという心理が強くなります。ニューノーマルでは、キャッシュレス決済は今よりも推進され、QRコード決済ができるカウンターも急速に増えていくことが考えられます」と話す。
飛天ジャパンがリリースしたQRコード決済端末の新製品「SCITUS F40」は、ニューノーマルにも対応できる便利なサービスの搭載を見据え、機能の拡張性を重視している。OSはAndroid7.0を搭載し、さまざまなアプリのインストールによって、ビジネスを支援する。また、高速サーマルプリンターを内蔵しており、バッテリーの長寿命化と電池交換を可能にしている。コードレスなので置く場所を選ばない。
「楽天ペイ」や「PayPay」、「LINE Pay」、「d払い」、「au PAY」、「メルペイ」をはじめ日本の主流なQRコード決済に対応している。もちろん「Alipay」や「WeChatPay」、「銀聯(ユニオンペイ)」などの中国のQR決済や、韓国の決済アプリ「KakaoPay」などの海外のQRコード決済にも対応済みだ。通信方式はNTTドコモ、ソフトバンクなどの主要通信キャリアや格安SIMの4GとWi-Fiに対応している。
持ち帰りや出前などニューノーマルの決済にも対応
飛天ジャパンが日本市場に初投入したQRコード決済端末「ePayPOS QE41」は、優れたコスパと使いやすさが好評だ。さらに、「SCITUS F40」は、Android7.0搭載により、アプリをインストールして後でさまざまな用途に機能を追加できるのが最大の特徴だ。
中国では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、QRコード決済だけではなく、出前を注文するサービスを追加して使っている店舗が増えているという。李氏は「食事を注文したいお客さんが、自宅でスマートフォンのアプリで食べたいものを注文し、アプリ上で決済すれば、店舗側では注文がプリントアウトされ、それを見た料理人が厨房で食事をつくるといった仕組みが普及し始めています。日本でもアフターコロナではこうしたサービスが急速に広まっています」と言う。
一方、飛天ジャパンは決済端末事業の他にも、感染拡大防止対策として活用できる顔認証端末「SpeedFace-V5L / ProFace X」の受注を開始している。非接触・ウォークスルーで利用可能、通行者のマスク着用有無や発熱者を検知し、マスク未着用者や異常発熱を発見するとアラート音を発出する。認証においては30~50cmの距離で0.4秒以内に体温と顔や手のひらを認識する。体温検出における測定精度は±0.3度。
李戦海氏は「当社は、企業として社会に貢献できることはないかと常々検討を続けています。QRコード決済端末SCITUS F40や検温可能な顔認証端末は、ニューノーマルの社会活動においても貢献可能であると考えています」と話している。
■お問い合わせ先
飛天ジャパン株式会社
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TEL:03-3668-6668
E-mail:sales@ftsafe.co.jp
URL:https://ftsafe.co.jp/products/qr_pos/