2020年5月21日11:10
楽天グループの連結子会社で暗号資産(仮想通貨)交換業を運営する楽天ウォレットは、暗号資産(仮想通貨)取引サービス「楽天ウォレット」口座開設に伴う本人確認をオンライン上で完結可能とする新サービス「らくらく本人確認」の提供を開始したと発表した。
これまで「楽天ウォレット」の口座開設時に必要な本人確認においては、「楽天銀行」口座と連携させて認証する方法を採用していたため、「楽天ウォレット」の口座開設を希望する人は、事前に「楽天銀行」口座を開設する必要があった。従来の口座開設方法に加えて、このほど同サービスを提供開始したことで、利用者が専用ウェブサイトにおいてスマートフォン(Android/iOS)上で必須事項を入力し、自身の顔と本人確認書類をカメラで撮影し、アップロードして提出するだけで口座開設時に必要な本人確認を完結できる。「らくらく本人確認」は、eKYC(electronic Know Your Customer)による本人確認方法となる。
「楽天ウォレット」口座を開設した人は、「楽天ポイント」から暗号資産への交換サービスや、他社からの暗号資産の入出庫による暗号資産の取引が可能だ。法定通貨の入出金を行う場合は、「楽天銀行」口座が必要となるが、年内には、「らくらく本人確認」を活用して他行の銀行口座とも「楽天ウォレット」の口座を連携できるようになる予定だ。