2020年6月19日15:35
freee finance labは、中小企業と個人事業主を対象とした利用可能性の高い資金調達手段を検索・比較して申込ができるオンライン資金調達プラットフォーム「資金調達freee」のβ版を提供開始した。
「資金調達freee」β版で表示される金融機関などのサービスは、ライフカードのライフローンカードビジネス、 ビジネスパートナーローン、 ライフローンカードYours、ビジネクストの事業者向けビジネスローン、GMOペイメントゲートウェイのGMO BtoB早払いとなる。
資金調達において、大企業・中堅企業の場合には専任の財務担当者やCFOが金融機関から複数の資金調達手段の提案を受けることができる一方で、スモールビジネスでは地域金融機関や日本政策金融公庫からの融資など選択肢が限定されていたそうだ。
「資金調達freee」β版では、資金調達格差をなくすためスモールビジネスを対象に審査通過可能性が高いものに限定して表示・申込みが可能となる。表示方法については各金融商品の申込要件や審査基準を元に、freee finance labが独自の基準に基づいて診断を行う。
従来、審査通過可能性がわからないまま金融機関窓口に出向き審査に数週間と要していた時間を有効活用できるとともに、経営者の精神的負担も軽減することができるとしている。
今後は資金調達の可否だけでなく、借入・買取可能額や利率幅、手数料率の診断を可能とする機能や、金融機関などへの審査用データの提出ができる機能を追加予定だ。また「資金調達freee」内にデータ蓄積を進めてもらうことで、診断条件の改善も可能となる。
なお、2020年秋頃を目処に、①金融機関などへの審査書類作成の手間を省略し、審査をよりスピーディーに行うことが可能となる、②複数取引口座の入出金明細や財務情報から、借入・買取可能額や利率、手数料率条件のレンジを表示、③「資金調達freee」を介して金融機関などへの審査用データの提出を可能にする、というアップデートを予定している。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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