2020年9月21日22:21
V・ファーレン長崎は、2020年9月30日から、同クラブ主催試合時のトランスコスモススタジアム長崎での物販・飲食店を完全キャッシュレス化すると発表した。
グループ会社で新規サービス事業を担うジャパネットサービスイノベーションとともに、2024年に開業を目指す長崎スタジアムシティでの完全キャッシュレス化を見据え、キャッシュレス決済ならではの便利で安心なサービスを提供するという。
Jリーグでは、ヴィッセル神戸に続き2番目となるスタジアム完全キャッシュレスとなる。全国から来場するファン・サポーターに、買い物の待ち時間が減り、現金に触れずに済むことで新型コロナウイルス感染症対策として衛生面にも配慮した、スピーディな会計を実現するという。
具体的には、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など、主要28種類の決済を一台で可能にした多機能モバイル決済端末をブリッジ・モーション・トゥモローと共同開発した。決済端末にはカードリーダーやQRコードを読み取るカメラ、レシートを印刷するプリンターに加え、簡易なPOSレジ機能も一台に集約している。また、コンタクトレス決済(非接触型決済)で、店員と利用者の接触もないという。
また、オリジナルプリペイドカードの発行・チャージ・払い戻しが1台で行えるマルチ発行機を用意。高齢者から子供まで、キャッシュレス決済手段を保有していない全ての人にスタジアムでキャッシュレスの便利さや安全さを体験いただけるよう、オリジナルのプリペイドカードを用意する。決済が速い非接触型のICカードで、会場に設置した専用のカード発行機ではカードを即時発行するだけでなく現金をチャージする事も可能だ。また、帰りにカードに入金したままのお金を現金に払い戻しもでき、アウェイサポーターなど遠方からお越しになった人も入金し利用いただけるようにしている。
さらに、同機会に日常生活でもキャッシュレスの快適さを実現してもらうため、試合開催時は、キャッシュレスの困りごとに対応するキャッシュレスサポートデスクを用意し、キャッシュレス未体験者への説明や操作のサポートなど、万全のサポート体制を用意するそうだ。
加えて、スタジアムの完全キャッシュレス化に併せて、長崎で初めてキャッシュレス決済に対応したカプセルトイ自販機を設置する。現在は、小銭使用型自販機を使用したガチャグッズもある。今回導入する機器では、交通系電子マネーに加えて一部のQR決済にも対応している。