2022年2月3日9:00
ジャパネットホールディングスのグループ会社であるジャパネットブロードキャスティングは、3月27日に無料のBS放送局「BSJapanext(ビーエスジャパネクスト)」を開局する。テレビショッピングや地域再生に特化した番組をはじめ、クイズ番組などの放送も行う。番組と視聴者をつなぐための専用アプリを使って迅速なEC決済や番組参加を促し、双方向性を重視した番組作りを目指す。
通販研究所 渡辺友絵
記事のポイント!
①これまでとは装いを変えた内容で展開?
②最短2タップ、6種類の決済手段で支払い可能
③既存アプリも消費者との双方向展開を強化
④既存の公式ショッピングアプリもリニューアル
⑤「購入約束型販売」も導入
⑥テレビショッピング番組は編成の3割に
⑦グループ全体の増収や顧客満足度向上に貢献へ
■テレビショッピング番組と生活情報番組で構成
ジャパネットグループは、総務省が公募していたBS放送への新規参入に応募し2019年に事業者認定を受けて以来、開局への準備を進めてきた。全体の3割をテレビショッピング番組とし、7割をスポーツやドラマ、アニメ、クイズ、趣味、語学・教育などの生活情報番組で編成する予定だ。これまでもテレビショッピングに次ぐ第二の柱としてスポーツや地域創生事業を掲げており、BS局ではこういった番組に力を入れる。
これら生活情報番組については、昼帯や夜のゴールデン帯などの時間に「日本全国を巡る旅番組」として放送すると、昨年12月に発表。ロケを通じて地域の名産品や食文化、スポーツチームなど、世の中に埋もれている良質なコンテンツや地域の魅力をさまざまな切り口を使って伝えたいとしている。
オリジナルドキュメンタリー番組として、グループのプロサッカーチーム「V・ファーレン長崎」の独占密着映像やインタビューも放送。さらに、さまざまな著名人とともに一から番組の企画・制作を行い、出演者のリアルな姿を伝えていく。
また、今年1月には、朝日放送テレビで46年間人気を博し昨年秋に惜しまれつつ終了した「パネルクイズ アタック25」を、パワーアップしたうえで「BSJapanext」で復活させると発表。朝日放送とタッグを組み、放送時間も30分から1時間へと拡大する。
テレビショッピング番組についての詳細はまだ具体的に公表してはいないものの、これまでとは装いを変えた内容で展開するという。
■専用アプリは最短2タップで商品購入が可能
テレビショッピングをはじめ、このような生活情報番組で強い力を発揮するのが、番組連動の機能を持つ現在開発中の「BSJapanext」専用アプリだ。ショッピング機能に加え、視聴者と番組を双方向でつなぐコミュニケーションツールとしての活用を目指す。
視聴者が番組にリアルでアクションできるコメント投稿をはじめ、番組内の企画に参加できる機能も付加する。番組で紹介する名産品などについては、連動する専用アプリを使いその場で購入・決済できるような仕組み構築するという。
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