2011年5月26日12:34
高速メール配信エンジンを提供するレピカは、メール生成ツールLa Posta(ラ・ポスタ)シリーズにおいて、セキュリティや信頼性をさらに向上させた送信ドメイン認証技術である「DKIM(DomainKeys Identified Mail)」に対応したVer1.7を2011 年7 月1 日にリリースすると発表した。
DKIMは、送信するメールに電子署名を付与することで、受信側で送信元メールのFromアドレスの正当性や、文章が改ざんされていないかなどを判定することができる認証技術の1つである。DKIMに送信事業者が対応することにより、受信側事業者の対応が進んでいる海外ドメインへのメールや、すでに対応済の国内ドメインへのメールが、迷惑メールと誤判定されることを防止できるようになり、届けたいメールを確実にエンドユーザへ配信することが可能となる。
また、レピカが参画している「Japan DKIM Working Group (dkim.jp)」において、メール配信業務の受託やメール配信機能を有するASP・SaaS事業者(送信事業者)が提供するサービスに対し、DKIMを導入する上で参考となる導入方法や運用ポリシーなどを取りまとめたリコメンデーション「送信事業者における DKIM導入・運用について」を策定し、6月26日にリリースした。
レピカの対応製品は、La Posta ASP版およびLa Posta製品版となる。対応スケジュールはLa Posta製品版、La Posta ASP専用版の新規利用ユーザー向けが7月1日から、La Posta ASP共用版の新規利用ユーザー向けが8月1日から、すでにASPサービスを利用するユーザーに対しては8月1日から年内にかけ順次適用となる。