2011年6月1日23:14
大日本印刷(DNP)は、防水や防塵に優れ、超高輝度のモニターと空調機能を完備した、屋外用の低価格なデジタルサイネージの販売を2011年6月8日から開始すると発表した。また、同デジタルサイネージに加え、DNPの開発したデジタルサイネージ向けの各種アプリケーションをASPサービスで提供する。
DNPの屋外向けデジタルサイネージは、太陽光の下での屋外視認性を確保したサムスン電子製の46インチ超高輝度液晶パネルを搭載している。また、日東工業が長年培った配線やキャビネットなどの技術を活かした防水・防塵対策に加え、専用の空調機による温度の調整機能を備えた筐体を組み合せることで、屋外での苛酷な環境でも使用可能としている。
同製品は、従来の屋外用デジタルサイネージと比較し、60~70%の低価格を実現した普及モデルとなっている。モニターは1,500cd(カンデラ)/ m2の超高輝度で太陽光の下での屋外視認性を確保。各種リーダライタを筐体に搭載することで、おサイフケータイへのURL転送や、個人認証カードをかざすことで個別の情報を表示させる機能などを実現する。
利用の用途としては、屋外広告、交通機関、公共施設における情報配信や、ホテル、旅館、病院、ロードサイド型小売店、住宅展示場の販売促進用途など、これまで導入を見合わせていた屋外での展開を想定している。販売価格は1セット160万円(税抜き金額)。DNPは屋外用デジタルサイネージの販売において、今後1年間で約8億円の売上を目指す。