2011年7月11日18:34
大日本印刷子会社のDNPデジタルコムは、2011年7月11日から、マーケティングなどの事業活動にソーシャルメディアを活用したい企業を対象として、Facebookページの構築から運用、ユーザー属性調査などを行うサービスを開始すると発表した。
同サービスは、集客やファン獲得、ユーザーとのコミュニケーションの活性化、ブランドの認知度向上などFacebookを利用する目的や用途に応じた最適なサービスを提供する。今回提供するサービスは、利用可能な機能に応じた3段階の「Facebookページ構築サービス」のほか、Facebookページの開設後、ファンとの良好な関係を構築するための「運用サービス」、Facebookを本格的に活用するためページ構築と運用を組み合わせたパッケージサービス、ユーザーの属性調査など効果検証を行う「レポート作成サービス」の6種である。
「Facebookページ構築サービス ライト」は、Facebookページを持っていない企業を対象に、簡単な手続きで、短期間での公開を支援するサービスである。具体的には、Facebookページのアカウント開設から、ウォールや基本データなどFacebookページ標準機能の設定、プロフィール写真やロゴデータの作成、基本データの入力、管理者設定、公開設定までのサービスを提供する。初期費用は16万円、公開までのスケジュールは約1週間となる。
「Facebookページ構築サービス ベーシック」は、「ライト」のサービスに加えて、独自のURL取得、提供された写真や文章などによる来訪ユーザーを迎えるトップページの作成、掲載情報に対して「いいね!」と反応したユーザー向けの限定コンテンツ“Welcomeページ”の作成を行う。初期費用は35万円、公開までのスケジュール:約1~2週間となる。
「Facebookページ構築サービス ビジネス」は、「ベーシック」のサービスに加え、販促や顧客サポート、集客などの目的に応じて選定できる最適なアプリケーションに合わせて、最大3つまでのオリジナルページの作成が可能だ。例えば、動画による広告宣伝が有効だと判断した企業に対しては、YouTubeなどの動画共有機能をもつアプリケーションを選定し、表示する動画コンテンツを作成するという。初期費用は55万円、公開までのスケジュールは2~3週間となる。
「Facebookページ運用サービス」は、「ウォール」に対する近況や最新ニュース、写真、動画などの投稿(毎月30件まで)および削除、ユーザーのコメントへの返信などを行い、ファンとのコミュニケーションの活性化を図る。初期費用は3万円、月額利用料は20万円からとなる。
「Facebookページ構築・運用パッケージ」は、「ビジネス」と「運用」サービスを組み合わせた、トータル支援サービスとなる。初期費用は55万円、月額利用料は20万円。
「Facebookページレポート作成サービス」は、Facebookページの作成により、ユーザー属性やファンの獲得・喪失数、コンテンツの閲覧回数などがわかる「ユーザー機能」、また、ユーザーが「いいね!」と反応した数、ユーザーコメントや投稿などの数を集計してユーザーの言動がわかる「インタラクティブ機能」など、Facebookページの解析ができる「インサイト」が利用できる。インサイトによるレポートを毎月提出し、集客やファン獲得、認知拡大などFacebookを開設した目的の効果検証が行えるという。初期費用は無料で月額利用料は3万円からとなる。
DNPデジタルコムは、「Facebook 構築・運用サービス」など、ソーシャルメディアを活用したマーケティング支援メニューを企業に向けて提供し、2012年度までに1億円の売上を目指す。