iPadを活用した店頭手書き申込ソリューションを開発(凸版印刷)

2011年8月5日13:00

凸版印刷は、店頭での申込書記入やアンケート回答を、iPadを活用し、手書きで入力できる店頭手書き申込ソリューション「HandyForm(ハンディーフォーム)」を開発。保険業界やカード業界向けに2011年8月中旬より販売を開始すると発表した。

「HandyForm」のイメージ(出典:凸版印刷のプレスリリース)

HandyFormでは、汎用的な申込フォームをパッケージ化し、迅速な導入が可能となった。企業は、申込書やアンケート用紙をペーパーレス化でき、申込業務のスピードアップと作業コストの削減を実現できるという。

同ソリューションは、店頭での申込書の記入やアンケートの回答にiPadを活用し、手書きで情報を入力できるようにするもの。MetaMoJi社の手書き文字認識エンジン「mazec web client」を活用し、複数文字の同時入力や、漢字とかなを交ぜて書いた手書き入力にも対応する。そのため、高齢者やPCの操作に慣れていない人でも紙と同様の手書き入力が行える。

また、汎用的な申込フォームをパッケージ化することで、複雑な入力ロジックが伴う申込・アンケートフォームの開発にかかる期間を最大70%削減する。

HandyFormでは、iPad端末とアプリケーションの提供から申込・アンケートフォームのデザインや項目のカスタマイズ、iPadへのインストールやフォーム内容の更新などの運用までトータルで提供。また、利用者が入力した個人情報は、凸版印刷のデータセンター「TOPICA(トピカ)」上で構築したWebフォームに格納する。これにより、DMやカードの発行・発送業務とスムーズな連携が可能になるという。

価格の目安は、初期導入費用250万円から、月額が5万円からとなる。凸版印刷では、店頭で申し込み業務を行うカード業界や保険業界のほか、店頭でアンケート業務を行う自動車業界や化粧品業界に向けて提案を行い、2012年度までに20社の導入、1億円の売上を目指す。

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