2012年3月15日12:08
インサイト・プラスは、2012年3月15日、ポイントカードを電子化し、スマートフォンに保存して買い物の際にレジで提示して利用できるほか、ポイント残高や有効期限の確認、お得な情報やクーポンの取得などができるサービス「PoiCa」(ポイカ)の無料iPhoneアプリをリリースした。
同社ではPoiCaにより、消費者に対しては、「ポイントカードがかさばらない」「残高確認ができる」「お得な情報を取得できる」といった付加価値を提供する。また、流通企業に対しては、「顧客が常にポイントカードを携帯するようになる」「効果的なマーケティング機能を提供する」「既存のPOSレジ設備を原則そのまま活用できる」、といったメリットを提供するという。
PoiCaは、多くの小売店で普及している13桁のバーコードを用いたポイントカードに対応している。このバーコードタイプのポイントカードは、ドラッグストアやスーパーマーケット、家電量販店など、全国6,000以上の店舗が採用しているという。今後は、順次対応するバーコードの種類を広げるとともに、磁気ストライプカードへの対応、NFC通信を用いたポイントカード対応など、保存できるカードの種類を広げて行く予定だ。
また、航空マイレージ、クレジットカードポイント、携帯電話会社のポイントなど対応ポイントサービスも拡大し、年内に日本国内で1万店舗以上のポイントカードに対応する。対応デバイスとしては、まず、iPhone向けアプリをリリースし、機能のバージョンアップを行い、7月頃を目処にAndroid OS向け無料アプリのリリースを予定している。さらに、Windows Phoneへの対応も計画中だ。
さらに、2012年8月から、PoiCaを大手・中堅流通企業のみならず、POSレジを導入していない中小規模の商店や飲食店、商店街などにも活用してもらうため、売上や来店に比例する成果報酬型で導入可能なポイントプログラムやスタンプカードのソリューションをASPサービスとして提供する計画だ。
また、世界的に採用されている一般的なロイヤリティプログラムに対応可能であるという。今後は、英語・中国語バージョンのPoiCaアプリのリリースを予定しており、特に東南アジア諸国中心にサービスを展開する計画となっている。インサイト・プラスでは、年内に国内ユーザー数50万人、対応店舗数1万店以上、2013年中には同200万人、5万店の獲得を目指す。