2012年11月19日11:05
サイバーエージェント、東京急行電鉄(東急電鉄)、東急エージェンシー、凸版印刷は、NFC技術を活用し、交通広告・屋外広告などのOOH(Out Of Home:屋外広告など家庭以外の場所で接触するメディア)とスマートフォンを組み合わせた新たな広告手法「スマートOOH広告」を開発し、実証実験を開始したと発表した。4社は「スマートOOH広告」の第1弾として、サントリー食品インターナショナル(サントリー)が発売開始した特定保健用食品の新商品「ペプシ スペシャル」のプロモーションを2012年11月16日~12月1日まで、東急線にて展開している。
今回は、電車の車内広告や駅構内のポスターなどにNFCタグを設置し、スマートフォンでのタッチを促すことで、利用者をスマートフォン上でのキャンペーンに誘導する。バーコードリーダの読み取りやアプリの起動・ダウンロードが不必要なため、オフラインの場からオンラインへの誘導が容易になり、OOH広告とWebとの連動を実現できる環境が整備できるという。また、ワンタッチで音楽、動画、アプリなどの限定コンテンツの提供や、クーポンの提供などさまざまな展開を行うことが可能だ。
「ペプシ スペシャル」のプロモーション企画は、東急線の電車内に掲出されたつり革広告、およびドアステッカー広告を、NFC搭載スマートフォンでタッチすると、自動的にキャンペーンページにリンクし、その場でプレゼントが当たるインスタントスロット・ゲームに参加することが可能となる。
各社の役割としては、NFCを活用した技術提供を凸版印刷が担当し、NFCタグを搭載できる交通広告枠の調整を東急電鉄、東急エージェンシーが担当、NFC搭載スマートフォンを活用したプロモーション企画/マーケティング企画をサイバーエージェントが担当する。