2013年12月16日13:37
日本NCRは、同社が提供するクラウド型RFID店舗オペレーションシステムが、国内大手アパレル専門店のシップスで採用されたと発表した。2014年春出店が決定したシップスの新業態店舗での試験導入により、店舗における売上登録、棚卸、入荷検品、出荷、防犯等の業務効率化の実現に向けて実証を行い、2~3年後にシップス全店への導入を目指す。
シップスでは、RFIDシステムの導入により、店頭での会計業務の際、商品値札のバーコード1点ずつの読み取りが不要になる。また、RFID値札一括読み取りによる大幅な会計処理の効率化によりレジ待ちを解消し顧客サービスの充実、販売機会ロスの防止を図る。さらに、店舗における棚卸業務や商品の入出荷検品業務など、RFID値札一括読み取りにより大幅な業務効率化を実現し、店舗スタッフの満足度の向上や接客時間の拡大を目指す。RFID値札は万引き防止タグの役割も兼ねており、従来の防犯タグの取付け、取り外しを含めた業務の効率化及びコストの削減が図れるそうだ。
日本NCRのクラウド型RFID店舗オペレーションシステムは、日鉄住金物産、ナクシス、サトー、ミカサ商事、シグマの協力の下、POSターミナルに接続されるRFIDのリーダライタ、入出荷・棚卸用のハンディ端末、防犯向けゲート、クラウド上のRFID管理サービスで構成される。すでに構築されている基幹・業務系システムやPOSシステムの大幅なシステム変更をすることなく導入が可能だ。