2014年4月17日14:23
大日本印刷(DNP)は、近距離無線通信技術の国際規格NFC(Near Field Communication)に対応したスマートフォン、おサイフケータイ向け情報配信端末「プチポルタ2」の電池ケース一体型を、2014年4月17日に発売すると発表した。
電池ケース一体型プチポルタ2は、小型のため省スペースでの利用や持ち運びが可能だ。厚さは15.4mm、重量は約37g(乾電池は含まず)と薄型・軽量で、単4電池2本で約45日間連続稼動するという。
また、電池ケース部分は取り外しが可能で、電池ケース部分のみ購入して既存のプチポルタ2に取り付けて使用することもできる。
NFCタグやQRコードにスマートフォンをかざして情報へアクセスする場合、生活者はあらかじめNFCリーダーライター機能やカメラ機能を起動しておく必要があり、起動操作の煩雑さが原因でサービスが利用されない場合があった。これに対して、プチポルタ2はこれらの機能を起動させる必要がなく、スマートフォンをかざすだけで簡単に情報にアクセスが可能だ。また、おサイフケータイの利用も可能だ。
すでに、みずほ銀行では、電池ケース一体型プチポルタ2を採用し、3月26日から、全国の約400店舗で約700台を利用しているという。行員がプチポルタ2を店舗内で持ち歩き、来店客のNFC対応スマートフォンまたはおサイフケータイをかざしてもらい、アンケートサイトへ誘導している。また、NFC対応スマートフォン向けO2Oプラットフォーム「TAPLINK(タップリンク)」も採用され、接続先URL管理機能、アクセスログ収集機能などにより、効率的なプロモーションを実現しているそうだ。
なお、みずほ銀行は、NFC対応スマートフォン等を店頭のPOPにかざすと、残高照会やATM検索などが行える「みずほ銀行アプリ」がダウンロードできるサービスを2月19日より提供している。同サービスでは、電源アダプターを使ったプチポルタ2約1600台が、採用された。
プチポルタ2の価格はロットによって変動するが、例えば500台ロットの場合、電池ケース一体型プチポルタ2が1万2,900円、電池ケースのみの場合2,900円となる。TAPLINKは、初期費10万円、月額費18万円となっている(税抜)。
DNPは、金融、流通・小売、アミューズメント、外食、鉄道などの業界にプチポルタ2およびTAPLINKの導入を促し、関連システムも含めて2016年度までの3年間累計で3億円の売り上げを目指す。
企業名 | 所在地 | HP | |
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