2014年10月14日10:00
日本航空(JAL)と、大日本印刷(DNP)は、2014年10月9日から、空港内におけるiBeaconを活用した顧客への搭乗便情報の提供サービスに関する実証実験を開始したと発表した。
JALのスマートフォン用の「JAL Countdown」アプリは、2012年5月のサービス開始以来JAL国内線の搭乗者に対し、搭乗便情報をリアルタイムでご提供できるツールとして、好評を得ているという。今回JALは、「JAL Countdown」アプリに、iBeaconを活用したiPhone向けの新機能を追加。搭乗日当日に搭乗手続を済ませ、空港の保安検査場に近づくと、顧客のスマートフォンがiBeaconに反応し、「JAL Countdown」アプリ宛にプッシュ通知で通知が届くという。通知をタップするとアプリが起動し、運航状況や搭乗口、搭乗開始時刻を確認可能だ。
また、「JAL Countdown」アプリから搭乗用バーコードを表示できる[QuiC]ボタンへの案内をわかりやすく改善した。同ボタンを押すとから搭乗用バーコードが表示され、保安検査場や搭乗口にかざすと、タッチ&ゴーでスムーズに搭乗可能だ。
今回の実証実験においてDNPは、空港におけるiBeaconの配置計画やアプリとの連携に関する技術開発支援を担当し、両社で空港内における活用を検討していく。
また今後DNPは、iBeacon導入に向けたコンサルティングから各企業が生活者に向けて提供するサービスに応じたアプリの開発やカスタマイズ、サービス運営の代行まで、一貫したソリューションを提供するという。