2015年4月2日20:46
伊藤忠商事および台湾伊藤忠股份有限公司、台湾最大の交通カード運営事業者EasyCard(イージーカード)を傘下に持つEasyCard Investment Holding Co., Ltd.(EasyCard)、Chunghwa Telecom Co., Ltd.(中華電信)、Taiwan FamilyMart Co.,Ltd.(台湾ファミリーマート)およびSenao International Co., Ltd.(Senao)等と共同で出資する、UUPON Inc.(ユーユーポン)は、2015年4月1日より台湾で共通ポイントサービスの提供を開始したと発表した。
UUPONは、台湾で5,000万枚以上の発行実績のあるEasyCardを利用したポイントプログラムであり、台湾最大の電信事業者である中華電信、台湾第二位のコンビニエンスストアである台湾ファミリーマート、台湾最大の携帯販売店であるSenao等の全店舗共通で、獲得したポイントを使用して商品の購入やサービスを受けることが可能となる。大手交通カードと大手BtoC企業各社がグループの枠を越えて提供する同共通ポイントサービスは台湾で初めての組み合わせであり、各社の長所を生かした理想的なパートナーシップを基に事業を展開する。
また、EasyCardはすでに台湾全土に普及しており、UUPONのポイントプログラムに加入したい利用者は会員登録するだけで、すぐにUUPONポイントカードとして使用できる。
台湾では、すでに多くのポイントプログラムが乱立しており、利用者は多種多様なポイントサービスに対応しきれておらず、企業はその効果を十分に発揮できずにいるそうだ。また一方で、ポイントプログラムの運営にかかる費用は年々増加していることから、ポイント共通化は利用者、企業双方のニーズとなっている。
伊藤忠商事および伊藤忠台湾は、台湾で56年にわたり蓄積した広範な企業ネットワークを活用し、利用者の利便性の向上と企業の経済活動をサポートするUUPONの普及を積極的に進めていきたいとしている。また、将来的には今回のビジネスモデルを他のアジア諸国に展開し、ポイントプログラムを含めたCRM・ビッグデータビジネスの展開を目指すという。