2015年8月14日11:26
SBクリエイティブは、顧客行動分析が可能な「インテリジェント・シェルフ」サービスを、資生堂と共同で首都圏のドラッグストア3店舗にて実証実験を開始すると発表した。
「インテリジェント・シェルフ」は、店舗の商品棚にマイクロデジタルパネルを取り付け、インターネット経由でそれぞれの商品情報をリアルタイムに発信することができるだけでなく、モーションセンサーや顔認識センサーなどを連携させることで、顧客の棚前行動を把握・分析することができるサービスとなる。
実証実験の内容は、来店客が棚のどの部分にどのような順番で注視して購買に至るかなどの分析、購入品目ごとの訪問者数・滞在時間・接触者数などの分析、プロモーションと購買行動の因果関係や効果測定分析、季節に応じた情報提供が売上に与える影響の分析、来店客の表情を読み取ることでどのような情報が顧客満足度を高めるかの分析、顔を認識する事で年代性別を判断しその方へ最適な情報を表示した場合の効果分析、などを予定している。
実験を行うドラッグストアは「都市型店舗」「モール内店舗」「郊外型店舗」の3店舗を予定しており、それぞれの立地条件、顧客属性に応じた差異を検証するそうだ。
一連のデータ収集分析を通じて、顧客満足度を最も高める販売促進、陳列方法を探るとともに、センサー情報を基に顧客ごとに最適な情報をマイクロデジタルパネルに表示することが購買促進につながることを検証するという。