2022年12月12日9:06
インテリジェント ウェイブ(IWI)は、人的資本向上の一環として、沖縄県宮古島市でのワーケーション実証実験を行っている。同実証実験は12月末までの効果測定を実施しており、ワーケーション導入に向けた検討を行うそうだ。
新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけにテレワークが浸透する中、新しい働き方の一つとして、休暇を兼ねて、ホテルやリゾート地などで仕事をする「ワーケーション」が注目されている。政府もテレワークに加えてワーケーションを推奨し、普及に向けてさまざまな取組みを行っている。
IWIが提供する製品やサービスは、決済ネットワーク接続および認証やカード不正利用検知システムをはじめ、いずれも社会にとって必要不可欠な機能を担うインフラストラクチャー(IT基盤)だという。そのため、同社の社員を対象にした人的資本の向上に係る取組みは、IT基盤の安定的な稼働を保証するだけなく、提供する製品やサービスの品質向上に大きな効果が期待できるとした。
そうした考えのもと、IWIは、社員の「働きやすさ」と「働きがい」を追求しており、今回、社員の健康と活躍をさらに後押しするための新たな働き方としてワーケーションの導入を目指す実証実験を行うこととなった。
今回のワーケーションは、美しい自然景観を有し、1年を通じ温暖な気候で過ごせるという点から、宮古島にて実施する運びとなった。
同プログラムにおいては、対象社員が1週間程度、宮古島で勤務する。社員は業務に影響のない範囲でレクリエーション等を行うことができる。宮古島でワーケーションを行ううえで必要となる飛行機を含む移動費用、宿泊費用、その他の経費は会社が負担する。また、社員には家族等の帯同を推奨し、追加の旅費等を会社が支援することで、社員がよりリラックスしてワーケーションに参加できるよう試みる。
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ペイメントナビ編集部
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