2017年9月14日12:16
富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)は、フィットビット・ジャパン合同会社の親会社であるFitbitのウェアラブルデバイスとデータを活用した健康ポイントを管理するサービスを、三菱自動車健康保険組合に向けて提供すると発表した。
三菱自動車健康保険組合は、より多くの被保険者に参加してもらえる健康ポイント制度を検討していたが、今回、富士通エフ・アイ・ピーの「ValueFront ポイントサービス」に、Fitbit のウェアラブルデバイスとデータ、従来から利用している富士通エフ・アイ・ピーの「FRESHAD(フレッシュアド)」を連携させた健康ポイントを管理するサービスの採用を決定した。
同サービスは、Fitbit のウェアラブルデバイスが取得する活動量のデータと人間ドックの受診や保養所の利用などの実績情報を健康ポイントに変換・蓄積するサービスで、蓄積された健康ポイントに応じたギフトカードなどのインセンティブとの交換によって、被保険者の健康づくりを支援するもの。同サービスのベースとなる富士通エフ・アイ・ピーの「ValueFront ポイントサービス」は、他のシステムとのシームレスな連携が可能な汎用的なインターフェースを装備。これによって、各データは自動的に取り込まれるため、被保険者がデータを入力する必要なく、健康ポイントを蓄積することが可能だ。同サービスは2017 年10 月から開始予定だ。
三菱自動車健康保険組合は、2017 年10月からの「健康ポイント制度」スタートに先立ち、4月から、被保険者のうち希望者に対するウェアラブルデバイスの申し込みを開始している。Fitbit 製品の機能やデザインと、自動でポイントが蓄積するという仕組みにより、現在までに全被保険者の3 分の2強にあたる約1万名の被保険者からの参加申し込みがあった。
富士通エフ・アイ・ピーは、フィットビット・ジャパンから提供されるデータを活用し、一人ひとりが健康づくりに取り組みやすい仕組みづくりをICTの側面からサポートすることで、組織の健康経営を支援していきたいとしている。