2020年11月13日21:49
フィノバレーは、世田谷区商店街振興組合連合会が提供開始予定の「せたがやPay」へのシステム提供および運用支援を行う。「せたがやPay」は2021年2月にデジタル商品券の提供から開始し、区内の約4,000店舗への導入を目指す。
「せたがやPay」は、東京都世田谷区の支援のもと、世田谷区商店街振興組合連合会が導入するデジタル商品券・地域通貨となる。感染症予防の観点から非接触型のキャッシュレス決済による消費活動が基本となっていくことを想定し、ニューノーマル(新常態)に対応した商品券事業の構築とともに、区内商店街の活性化施策として導入する。デジタル商品券として開始後、デジタル地域通貨としての運用を予定していることから、システムにはフィノバレーのデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」が採用されたという。
フィノバレーが提供する「MoneyEasy」は、決済システムを中心とした地域通貨サービスを提供するデジタル地域通貨プラットフォームだ。「MoneyEasy」をベースとした岐阜県飛騨高山地域の「さるぼぼコイン」や千葉県木更津市の「アクアコイン」においても、自治体がデジタル地域通貨を通じたプレミアムや補助金を交付することで、地域での消費を促し、市民と事業者双方を支援する取り組みが広がっている。
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ペイメントナビ編集部
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