2020年12月13日19:27
b8ta Japanは、このほどクラウドファンディング「CAMPFIRE (キャンプファイヤー)」を運営するCAMPFIREとサービス提携を開始した。
b8taは2015年に体験型ストアを米サンフランシスコ近郊のパロアルトでオープン。現在では、米国で23店舗、ドバイに1店舗、日本に2店舗、計26店舗を展開し、1,000以上のブランドがb8taに出品しているという。5,000万件以上の消費者と商品の接点を生んでおり、 世界26の実店舗に年間300万人以上の来店客が訪れているそうだ。
今回のサービス提携により、クラウドファンディング支援総額から一定の手数料を支払うことで、CAMPFIREでのプロジェクト期間中にb8ta Tokyoの2店舗(有楽町電気ビル1F、新宿マルイ本館1F)および、BOOSTER STUDIO(渋谷PARCO 1F)へ同時に出品することができる。なお、手数料には、システム利用料、決済手数料、3店舗への出品費用が含まれる。b8taへの出品料はクラウドファンディング手数料に含まれる形になり、集まった支援総額から手数料を差し引いた金額が起案者に支払われるという。
クラウドファンディング支援者は、プロジェクト期間中に実際にプロトタイプを手で触れ体験してから支援できる。出品者は、通常のプロジェクトでCAMPFIRE上から取得可能なページビュー数や支援者のデモグラフィックに加え、b8taのダッシュボードから、どのような来店客が興味を持ったのか、定量的なデータと、製品に関するフィードバックなどの定性的なデータを蓄積することが可能だ。
同プランを、日本および海外のハードウェアスタートアップやD2Cを中心に提供し、新たなマーケティング活動の支援として、年間50件のプロジェクト組成を見込んでいる。すでに同プランの初期案件として、ユカイ工学の「BOCCO emo」(12月17日までのプロジェクト)、ベノサンジャパンの「59Sドアステリライザー」(12月20日までのプロジェクト)を、b8ta Tokyo – Yurakucho および b8ta Tokyo – Shinjuku Maruiに展示している。