2021年1月19日18:08
Showcase Gig(ショーケース・ギグ)は、さまざまな決済⼿段に対応する券売機、KIOSK端末、つり銭機などを全世界の流通・外⾷市場に展開するグローリーと資本業務提携を⾏うと発表した。グローリーは、ショーケース・ギグから10億円の第三者割当増資の引受、およびショーケース・ギグ既存株主から株式譲受を実施。また同クローズにより、ショーケース・ギグの累計資⾦調達額は約50億円となる。

ショーケース・ギグは、2013 年よりモバイルオーダーサービスとして「O:der(オーダー)」を⼤⼿から中⼩規模まで幅広い飲⾷・⼩売店舗に導⼊してきた。現在「O:der」は、コンシューマー・フロントエンドから POS・基幹システムまでが連携可能な店舗システム構築を特⻑とした次世代店舗創出プラットフォームとなっているそうだ。
一方、グローリーは、スーパーやコンビニエンスストアなどのつり銭機や駅のコインロッカーなどで⾼いシェアを持つほか、2000年からは顔認証を含む「⽣体認証」の研究・開発にいち早く取り組んでいる。現在、グローリーは外⾷市場を中⼼にリアル店舗向けに券売機やKIOSK 端末を国内に約1万8,000台導⼊している。
同資本業務提携により、ショーケース・ギグの提供サービスとグローリーの製品を連携させることによる 店舗 DX を推進すると同時に、飲⾷店の経営課題に応える顧客分析や店舗分析等のサービス提供を促進していくという。またハードウェア製品においては、共同 DMP( Data Management Platform)の構築により、両社が保有するデータやノウハウ等のリソースを最⼤限に活⽤し、外⾷市場における社会課題、経営課題を解決し集客・創客に繋がる新たなソリューションサービスの提供が可能になるとしている。
なお、両社の役割分担として、主にハードウエアの開発・保守サービスについてはグローリーにて、インターネットと連動したソフトウェア部分の開発・運用についてはShowcase Gigという形で双方の強みを活かして開発を進めていくそうだ。また、モバイルオーダーサービスや店内の各種端末と共通のプラットフォ
この記事の著者

ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト