ラクーンコマースが「SD export」でライブコマース活用型の越境オンライン展示会を開催

2021年1月26日9:10

ラクーンコマースは、2021年1月25日、BtoB越境ECサイト「SD export」におけるコロナ禍の最新動向と、新たに始める越境オンライン展示会及びライブコマースについての記者説明会をオンラインで開催した。当日は、ラクーンコマース グローバル戦略部長 元 健一郎氏が同社の取り組みを紹介した。

コロナ禍で「SD export」の流通額も拡大

ラクーンコマースは、越境ECサイト「SD export」を2015年から展開している。海外のバイヤーと英語で取引が可能で、翻訳で他の言語に切り替えできる。メーカーは、商品登録を行い、同社の同社の国内倉庫に商品を送るだけであり、「海外販売を経験したことがないメーカーでも、すぐにサービスを開始できます」と元氏は特徴を述べる。海外店舗には、同社で輸出作業を行い、発送、代金回収を行う。

ラクーンコマース グローバル戦略部長 元 健一郎氏

メーカーにとっては、集客の手間がない、英文書類が不要、国内出荷、決済を代行する、保険対応といったメリットがある。「SD export」の決済方法は、クレジットカード、T/T(電信送金決済)、PayPal(ペイパル)となり、国内メーカーには全部まとめて日本円で支払いを行う。決済比率として、クレジットカードの売上が約8割を占め、T/TとPayPalがともに1割となっている。

現在、「SD export」では国内メーカー1,563社が販売し、約68万点の商品を掲載。海外134カ国で約7万店舗が登録している。

 

また、台湾向けには、専用卸サイト「日貨百貨」を2020年5月にリリースした。物流や決済、サイト上の言語など台湾のバイヤーに最適化したサイトとなる。登録には台湾の法人番号である統一番号があれば審査可能で、短納期、低コストを実現している。また、2020年4月には、中国BtoCサイトの「天猫国際Tmall」で「SUPER DELIVERY海外旗艦店」を出店した。中国EC最大手であるTmallの越境ECにおいて、中小メーカーが商品を販売可能だ。

コロナ禍の販売動向として、海外事業全体での2021年4月期上期の流通額は、前年同期比と比べ184%の伸びとなった。「SD export」事業単体では、流通額は前年同期比216%の伸びとなり、成長が続いている。

商品を見ると、マスクや除菌グッズは、2月、7月は売り上げが伸びたという。また、渡航制限により、バイヤーが展示会などで仕入れる機会が減っているため、海外の流通額が伸びている。コロナウィルス感染拡大の影響を受ける米国では注文が大きく伸びているが、抑え込みに成功している台湾は注文が安定しているそうだ。また、香港は、注文の変動がみられる。物流面では、航空便が激減し、輸送費の値上がり等で影響を受けた。米国では国際郵便物が停止するなどの影響もあった。

同社では今後も越境ECの流れは継続するとみている。海外バイヤーがネットで購入できることに加え、メーカーも成長を維持するために、海外取引を強化していくからだという。

国別の売上ランクを見ると、香港では、コロナ以前は2位だった「レディース・アパレル」が1位となった。台湾では、3位が日用品から「レディースアパレル」に入れ替わった。米国では売り上げ上位三位の順位は変わらなかった。

※国別のコロナ前後の比較の記載で一部誤りがございました。お詫びして訂正させていただきます。(1/26)

海外販売を強化する企業がライブコマース実施

同社では新たに、 ライブコマースを活用したオンライン展示会を1月26日より開催する。現在、渡航制限によって大型展示会への海外バイヤーの来場者は年間1万人から数人となっている。そのため、対面での展示会に代わる方法として、日本商品を現地で購入する海外バイヤーに向けた先行受注商品の販売・PRを支援する。

開催期間中は1日1社の国内メーカーがライブコマースに登壇し新商品を紹介する予定だ。特設ページでYoutubeを使って現地の言葉で販売を実施。主に台湾、香港、マカオを対象に中国語で同時翻訳し、視聴者である海外バイヤーからもリアルタイムに質問を受け付ける。双方向のコミュニケーションをとりながら商品情報を伝え、国内メーカーの海外販路開拓につなげるそうだ。まずは11社が参加し、反応を見て拡大を検討する方針だ。

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