2021年4月28日12:33
パナソニック産機システムズは、2021年4月27日から、スーパーマーケットやドラッグストア、量販店、アパレルなどの流通小売業界に向けて、XI’AN SUPERHII NETWORK TECHNOLOGY(以下、スーパーハイ社)製「セルフレジ機能付きスマートショッピングカート」の受注販売を開始すると発表した。
今回発売する製品は、 バーコードリーダー機能付きのタブレット端末が装備された、セルフ決済ができる買い物用カートとなる。来店客が購入する商品のバーコードをスキャンすることにより金額が自動集計され、自身のスマートフォンまたは店舗のセルフレジで決済できる。
店舗側にとっては、 レジの混雑解消や人手不足の緩和につながるとともに、タブレット画面上に商品広告や特売情報を発信するなど、販売促進ツールとしても活用することが可能だ。また、重量センサーとタブレットのカメラを使用して、カート内の商品の種類や数量が正しいかを判断。別売りの「決済連動自動扉」と合わせて使用することにより、防犯対策をさらに強化できる。蓄積された購入データを分析しマーケティングに活用することも可能だ。

同製品は、現在店舗が利用しているPOS・基幹システムと連動して、来店客がバーコードをスキャンした商品をリアルタイムで自動集計し、買い物終了時にQRコードを発行。スマートフォンもしくはセルフレジでの決済完了まで対応するシステムだ。
管理システムとデータを保存するサーバーは、パナソニックが管理するクラウドでも利用者側のクラウドでも、店舗の状況に応じてカスタム設定ができる。
なお、パナソニック産機システムズが展開する電子棚札システムとセットで利用の場合、 サーバー構築費用を抑えることが可能だとしている。
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ペイメントナビ編集部
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