FeliCaモジュール内蔵の「推し払いキーホルダー」を試験販売(ソニー)

2021年5月2日7:00

ソニーは、キャラクターを印刷したアクリル製のキーホルダーに非接触ICカード技術 FeliCa(フェリカ)のモジュールを内蔵し、電子マネーの支払いができる「推し払いキーホルダー」の試験販売を開始した。

第一弾として、今年テレビシリーズ放送10周年を迎えた人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター2種類のデザインに「楽天Edy」の機能が付加された「推し払いキーホルダー」を、5月1日~5月31日まで、通販サイト「ANIPLEX+(アニプレックスプラス)」で予約販売している。種類は、「鹿目まどか」「暁美ほむら」の計2種類。価格は各2,980円(税込)となる。

『魔法少女まどか☆マギカ』の「推し払いキーホルダー」
(左:暁美ほむら 右:鹿目まどか)(ソニー)
利用イメージ(ソニー)

従来、汎用的な電子マネー機能をキーホルダーに付けるためには、本体の金型代や版代に加え、形状ごとに通信性能検定が必要だった。「推し払いキーホルダー」は、既存のアクリルキーホルダーの外観・厚みを考慮し、内部にFeliCaモジュールを埋め込める、新開発の多層構成の製法を使用している。アクリルキーホルダーが一定の厚さ(約3 mm)とサイズ(縦115 mm、横86.5 mm以内)であれば、さまざまな形状で規定の通信性能を保持できる。また、デジタル印刷を利用し、金型不要の加工方法で製作するため、初期費用が抑えられ、少量生産も可能だ。

ソニーは今回の試験販売を通じて、他のアニメキャラクターとのコラボレーションや、アーティストのライブグッズなどへの活用を検討していく。

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ペイメントナビ編集部

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