2021年5月1日7:00
福岡銀行とKipp Financial Technologiesは、後払いチャージ機能付きVisaプリペイドカードを低コストで企業提携カードとして発行できるサービス「Epre/エプリ」を共同開発し、 その第一弾として、 在留外国人向けに就労支援事業等を展開するYOLO JAPANとの提携による在留外国人専用「YOLO Card」を2021年5月1日にリリースした。
同カードは、クレジットカードのような審査やデビットカードのような銀行口座の確認が必要ないため、発行・利用できる。また後払いチャージ機能を利用することで、手元にお金がなくてもチャージができ、すぐに買い物に利用することが可能だ。
また、アプリ登録完了後に即時で発行されるバーチャルカードでオンライン決済を、アプリ内で申請してリアルカードを発行すれば実店舗での決済も可能になる。これらのカードでさまざまな場面での買い物に利用できる。
さらに、アプリでは残高・決済履歴・チャージ履歴などを自分でこまめに確認し、管理することが可能だ。
日本国内には約300万人の在留外国人が生活しており、その数は国内生産性人口の減少を補う形で今後も増加していくことが予想される。一方で、在留外国人は、言語の壁や在留資格・期間の問題などから十分な金融サービスを受けることができず、不便な生活を送っているケースが多く見られるという。そのような在留外国人の不便を解消し、日本での生活をより充実したものにするため、同サービスの提供を開始したという。
なお、同サービスは、国連で採択されたSDGs達成に寄与する「金融包摂(誰ひとり取り残されることなく金融サービスにアクセスでき、その恩恵を受けることができるようにする)」の実現に繋がることから、 同取組みを通じてSDGs達成に貢献していきたいとした。