2012年6月19日13:05
EMCジャパンは、福岡銀行、熊本ファミリー銀行、親和銀行が、「RSA FraudAction(アールエスエー・フロードアクション)フィッシングサイト閉鎖サービス」と、「RSA FraudActionトロイの木馬対策サービス」 を2012年6月1日から導入したと発表した。
3行が採用したのは、フィッシングサイトを速やかに閉鎖して個人情報の流出やマルウェアの感染を食い止めるフィッシングサイト閉鎖サービスと、各行の利用者を狙う「トロイの木馬」を検知して「感染ポイント」、「コマンド&コントロールサイト」、「ドロップサイト」を閉鎖し、犯罪者に窃取されたユーザーIDやパスワード等の個人情報を回収して被害を最小に抑えるサービスである。
福岡銀行、熊本ファミリー銀行、親和銀行は、金融持ち株会社であるふくおかフィナンシャルグループ傘下の銀行で、グループ全体でインターネットバンキングにおける不正取引の予防と利用者の保護に取り組んでいる。一例としてRSA SecurIDによるワンタイム・パスワードで認証を強化し、インターネットバンキング利用者に無償で提供している。
3行は、昨今のトロイの木馬によるフィッシングの多発を重くみて、フィシング詐欺被害を未然に防ぐセキュリティ対策としてRSA FraudActionを採用した。このように、異なる種類のセキュリティ対策を実施する多重防御により、対策の効果を高めることができるという。
EMCジャパンは、オンラインサービスの不正に対して、長年培ってきた知識と経験を最大限に活用し、フィッシング詐欺や個人情報の窃取から利用者を保護する製品、サービスを提供して安全なオンライン取引を支援していきたいとしている。