2021年5月13日8:10
三井住友カードは、中小事業者向けキャッシュレス決済のさらなる普及推進に向けた取り組みとして、「オールインワン端末 stera terminal(ステラターミナル)」「導入しやすい決済手数料」「店舗業務の効率をアップさせるアプリ」をワンパッケージで提供するサブスクリプションサービス「stera pack(ステラパック)」を提供している。「stera pack」開始の経緯について、三井住友カードに話を聞いた。
記事のポイント!
①「stera」は5年で30万台目標
②サブスクリプション形式でサービスを提供
③発表による加盟店からのインパクトは大きかった?
④三井住友カードがアクワイアリングを行うSquare端末とのすみ分けは?
⑤中小事業者への「stera pack」訴求を強化
5年で30万台のstera Terminal設置が目標
手数料や振込サイクルなど、中小企業の導入環境を整備
三井住友カードでは、GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)と提携して、決済プラットフォーム「stera」を展開している。また、4インチタッチスクリーンを搭載し、国際ブランド(Visa,Mastercard等)、電子マネー、QR/バーコード決済、電子サイン、PIN入力の対応が可能な多機能端末「strera terminal」を提供している。三井住友カード アクワイアリング統括部 部長代理 植田真行氏は「この7月で1年経過しますが、5年間で30万台の目標に向け、順調に設置が進んでいます」と話す。これまで三井住友カードが設置してきた端末の入れ替え、従来キャッシュレス決済を取り扱ってこなかった店舗などが導入しているという。
三井住友カードでは、中小企業のキャッシュレス推進に向けて、2020年7月に決済手数料率上限3.25%を設定。また、売上金早期振込のための月6回の振込サイクルを提供するなど、取り組みを強化してきた。今回新たに、「stera pack」を提供することで、「機能性の優れた端末をサブスクリプションで身近にご利用いただけます」と植田氏は説明する。「stera pack」は2021年4月より、三井住友カードの連結子会社である「SMBC GMO PAYMENT」が提供するサービスでWeb申込受付を行っている。
月額3,300円のサブスクモデル採用
3%を切る料率で加盟店の負担軽減
具体的には、端末費用無料(修理・交換も含む)、月額3,300円(税込、端末台数ごと)のサブスクリプション形式でサービスを提供。決済手数料はVisaとMastercardブランドは初年度は2.80%、2年目以降は前年の売り上げに応じて変動、銀聯、電子マネー、QRコード決済は3.25%でサービスを提供する。
このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
「Paymentnavi Pro2021」の詳細はこちらのページからご覧下さい。
すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。