2021年5月19日19:52
国際カードブランド「UnionPay」を運営する銀聯国際(UnionPay International:UPI)は、 ゼンショーホールディングスと提携し、2021年5月19日から、ゼンショーグループの外食チェーン約3,400店舗(すき家、なか卯、ビッグボーイ、はま寿司、華屋与兵衛、久兵衛屋、瀬戸うどん、モリバコーヒー)にてUnionPay QRコード決済の利用を開始すると発表した。日本国内における飲食チェーンストアへのUnionPay QRコード決済の大規模導入は、初となる。
2021年4月現在、日本国内でのUnionPay決済の普及率は約75%、東京・大阪では90%以上に達しているという。非接触での決済が行えるUnionPay QRコード決済の加盟店の増加は、コロナ禍でより一層加速し、グルメやファッション、美容室などの中小店舗を中心に広がっているとしている。
UnionPay QRコード等UnionPayのモバイル決済プロダクトは、「EMVCo」の定めた仕様に準拠しており、クロスボーダーの利用が可能だ。さらに、決済データがトークン化されていることで、 セキュリティ性も高めている。さらに、UnionPay QRコードを導入することで、世界中のUnionPay会員がサービスを利用することができるそうだ。
UnionPayカードは、世界180の国と地域で使用可能だ。加盟店は5,500万店に上り、70の国と地域で発行されている(2021年4月時点)。Unionpayが提供するQRコード決済は、 世界中の約3,000万店舗で、また、非接触IC決済「クイックパス」は、世界中の約2,500万店舗で利用可能だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト