2021年6月7日6:50
ネットプロテクションズは、ポストプライシングサービス「あと値決め」を、実証実験を行っていたエイベックス・デジタルにて正式導入することが決定したと発表した。
エイベックス・デジタルでは、 コロナ禍でのエンタメサービスの新しいマネタイズ方法として、「あと値決め」の導入について実証実験を行っており、その結果投げ銭の一般水準に対して4倍にあたる80%以上の入金率を達成したそうだ。また、設定した最低価格からの平均上乗せ金額としては2470円という結果になり、コロナ禍におけるオンライン中心でのマネタイズ手法の1つ、新しい応援の形として十分な実績が出ることが確認できたという。同結果を踏まえて、正式導入が決定した。
今回の「あと値決め」導入によりポストプライシングと呼ばれる「あと値決め形式」でのイベント開催が可能になる。参加顧客はあと値決め形式のチケットを決済するのみで同形式でのイベントへの参加が可能だ。また、エイベックス・デジタルではチケット決済時にあと値決め決済を用いる同意と共にチケット受付を行うのみで同形式でのイベント開催が実現できるとしている。
なお、一般的な「投げ銭サービス」においては、売上の10~20%の手数料が発生する形式が主流だとしているが、あと値決めで発生する手数料はチケット売上から数%となるそうだ(※提携している支払い方法に応じて顧客手数料が発生する場合あり)。
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ペイメントナビ編集部
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