2011年1月10日9:00
欧米でクレジットカードをもとうと思っても、個人信用情報センターにクレジット履歴がなければつくれない。住宅ローンやオートローンも同様だ。
クレジット履歴がない人たちはどうすればいいか。従来は預金を担保にしたセキュアードカードなどで返済をしながら、クレジット履歴をつくっていた。
銀行に口座をつくらなくてもクレジット履歴を築きあげることはできないだろうか。米マクサマム(Maxamum Inc.)はそう考えて新たなサービスを立ちあげた。
公共料金や携帯電話料金、ケーブルテレビなどの定期支払いを、予定どおり返済している実績をベースに与信するという方法だ。
クレジット履歴を築くにはお金がかかる。月間サービス料は会員のレベルによって25ドルから75ドルとなっている。
はたして定期支払いの実績がその人の信用度につながるのか、という疑問はある。が、クレジット履歴そのものは、クレジットカードなどの返済履歴が主要な要素となっている。
マクサマムのサービスは信用度の構築につながるのか。またクレジット履歴のない人たちに受入れられるのか。注視したい。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。