2021年7月12日12:49
SMBC日興証券は、2021年7月9日に、NTTドコモ、お金のデザインの2社と、各社の保有するビジネス基盤や知見を組み合わせ、「長期・分散・積立」を基本とした資産運用サービス拡充に向けた協業の検討に合意し、合意契約を締結した。
これまでも、各社との協業により、「ポイント投資」や「THEO+ docomo」、「日興フロッギー+ docomo」などのサービスを提供してきた。今回、ドコモの顧客基盤や金融決済サービスと、同社の総合証券会社としての商品・サービスのラインアップ、お金のデザインの資産運用業務プラットフォームなど、各社のビジネス基盤や知見を組み合わせることで、既存サービスの利便性向上に加え、「長期・分散・積立」運用を軸とした、利用者のライフステージや社会環境の変化にあわせた、資産運用サービスの提供により新しい価値の協創を目指すという。
今後は、「THEO+ docomo」や「日興フロッギー+ docomo」における利便性向上を図る。また、dポイントやdカードなど、ドコモの決済サービスを活用した便利でおトクな積立投資の提供に向けた検討を行う。さらに、iDeCo(個人型確定拠出年金)などへ対応したサービス提供に向けた検討も行うそうだ。
また、利用者の保有金融資産全体(3社で提供している金融サービスに限る)を対象とするアセットアロケーションの提案を実施。各社が提供するサービスを相互連携し、利用者の保有財産を考慮した 一人ひとりのニーズに応じたカスタム資産運用サービスを提供する。さらに、これまでのデジタルサービスの利便性を備えつつ、利用者の多様なニーズに対応するきめ細やかな提案を実現するため、同社の対面サービスと連携する。加えて、「THEO+ docomo」の投資対象ETFの銘柄を追加することにより、今後さらに関心が高まると見込まれる社会課題の解決に参加できる仕組みを提供するとしている。
なお、 2021年8月1日を効力発生日とし、同社がお金のデザインが行う第一種金融商品取引業にかかる利用者の証券口座および証券口座に関する権利義務(17万口座および972億円、 2021年6月末時点)を承継する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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