2011年1月19日9:00
消費者はパーソナル化のニーズをますます強くしている。Amexの調査でも、消費者は商品提供会社と共同で創造できる自分独自のブランドを求めていることがわかった。
米国ではプリペイドカード利用者が急拡大している。特に国際ブランドつきのリチャージ型プリペイドカードの伸びは著しい。
そのプリペイドカードでパーソナル化を推進しているのが、米国のラッシュカード(Rush Card)。
顧客のカード利用パターンに応じて、カード手数料を決められるサービスを開始したのだ。
利用パターンとは、月間ATM利用回数やショッピング利用回数、あるいはPIN入力の件数など。
これらを入力すると、月極プランか自由支払いプランかを推奨してくれる。さらに、どんな特典がつくかも表示してくれる。
たとえば月極プランを選んだ場合、口座振替無料、無料クレジットビルダー、無料口座アラート、オンライン金銭管理ツールの利用無料などの特典がつく。
カード券面はブラックダイヤモンド、ベビーファット、ラッシュカード、パープルダイヤモンドから選べる。
ラッシュカードではこのサービスを「Pick your card and your plan」と名付けている。きめ細かな顧客対応が、新規顧客獲得とカード稼動率アップにつながる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。