2021年8月6日7:15
大丸松坂屋カードを発行するJFRカードと、家族信託サービス「ファミトラ」を展開するファミトラは、このほど業務提携契約を締結し、JFRカードの顧客に対して、家族信託サービス「ファミトラ」の提供を開始したと発表した。
日本では超高齢社会の到来に伴い、軽度認知障害を含めると高齢者の4人に1人が認知症を発症する時代といわれているそうだ。家族が認知症を発症した場合、所有する不動産の売却ができなくなる、銀行口座が凍結されるなど、大切な家族の資産を継承、あるいは有効活用できなくなる場合があるという。これらの問題を未然に防ぐために老後の資産管理対策として「家族信託」が有効であるとした。
ファミトラでは、弁護士や司法書士などの専門家とのやりとりも専任の担当者が間に立ち、手続きを進めることができるとしている。また、従来、家族信託の組成費用は高額になりがちだというが、ITを活用した手続きの合理化によって、低価格での家族信託サービスの提供を実現したそうだ。家族信託コーディネーターが、家族信託の仕組みの説明から具体的な提案、組成手続き、契約の締結まで総合的にサポートする。
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ペイメントナビ編集部
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