2021年8月12日18:22
CCCマーケティンググループのCCCマーケティング総合研究所と、金沢大学の融合研究域融合科学系 藤生慎准教授の研究室(交通・防災まちづくり研究室)は、Tポイントのデータをもとに「地域のためのまちづくり」に活用していく産学連携の共同研究プロジェクトを2020年11月に開始し、このほど、その研究結果がまとまったと発表した。
同プロジェクトを通じて、日本全国7,000万人を超える生活者が利用するTポイントの購買データ、移動データといった多面的なビッグデータを統計加工化し、大学や研究機関と共にオープンサイエンスとして研究データに活用することは、地域課題の解決につながる一助となることが示唆されたという。同研究成果をもとに、CCCマーケティング総合研究所はさまざまな地域で産学連携の取り組みを推進する。なお、研究結果は、2021年11月に開催される公益社団法人土木学会にて発表を行う予定だ。
同研究では、変化した生活様式として特に購買行動に着目し、購買ビッグデータを活用して石川県の市町村を対象地域として分析を行った。結果から、市町村の規模により購買圏域に変化が見られたほか、購入金額、主要購入品目についても地域や年齢や市内購買、市外購買等に着目することで新型コロナウイルス感染拡大前後の変化に対する考察を得ることができたそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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