2021年9月17日8:30

グローバルペイメントの動向に詳しい、和田文明氏による連載。今回はPSD2(Payment Service Directive2、第2次決済サービス指令)のSCA(Strong Customer Authentication、確実な顧客認証)について解説してもらった。

和田文明

デジタルペイメントサービスとヨーロッパの関連技術・ソリューションのリーディングプロバイダーであるNETS(本社:デンマーク、コペンハーゲン、創業:1968年)の2021年1月のニュースリリースによると、E-コマースとキャッシュレスが進むスウェーデン(写真1)、デンマーク、ノルウェー、フィンランド(写真2)といった北欧全域で、西欧諸国に先駆けてSEPA(Single Euro Payment Area、単一ユーロ決済圏)を対象地域とするPSD2(Payment Service Directive2、第2次決済サービス指令)のSCA(Strong Customer Authentication、確実な顧客認証)が、2020年末より次々に開始されていて、遅くとも2021年1月には稼働を始めているといわれている。

(写真1)スウェーデンの首都ストックホルム(筆者撮影)
(写真2)フィンランドの首都ヘルシンキ(筆者撮影)

PSD2(Payment Service Directive2、決済サービス指令2)

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