2021年9月13日16:15
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、2020 年2月に発表をしたパッション2030の達成に向けた戦略を加速させるために、新たな柱として「金融事業」の強化を図ることを決定したと発表した。2021年9月10日に金融事業推進のための新設子会社「株式会社パン・パシフィック・インターナショナルフィナンシャルサービス(PPIF)」を設立した。
PPIFは、2019年1月にユニーを100%子会社化し、同時にクレジットカード事業を運営する UCSの事業についても承継し、この2年半の間、UCSを中心に金融事業を推進してきた。クレジットカード会員は約300万人を有しており、また、2014 年3月に開始した同社のオリジナル電子マネー「majica(マジカ)」においてはアプリ会員が約750万人に達している。
同社ではmajicaと連動した金融事業推進の体制構築及びパートナーとの連携、アプリと連携したクレジット事業の戦略の策定、デジタル給与払いや、その他金融事業への展開を視野に入れ、金融事業持株会社のPPIFを設立することとなった。
同社グループにおいては、ディスカウント事業、GMS事業、アジア事業、北米事業の4事業を戦略の中心においているが、今後はこれらにPPIF・UCSを中心とした「金融事業」という新たな戦略上の柱を据え、グループ全体の成長戦略を推進していくとともに、クレジットカード会員・アプリ会員の顧客ベースをさらに拡大し事業としての成長を目指す。
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ペイメントナビ編集部
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