2021年9月17日17:12
三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)、QUADRAC、小田原機器は、横浜市交通局、横浜銀行との共同実験として、「Visa のタッチ決済」を利用した運賃収受実証実験を、横浜市の市営バス一部路線で実施すると発表した。
同実証実験は、Visaのタッチ決済を利用できる機器を車内に設置し、利用者が手持ちのタッチ決済に対応したカードによりバス運賃を収受するものだ。Visa のタッチ決済による運賃収受は、首都圏を運行する路線バス(高速バスを除く)では初の試みとなる。
「Visa のタッチ決済」は世界では、470 以上の公共交通機関で導入され、約 700 のプロジェクトが進行中だという。同実証実験を通じ、路線バス乗車時におけるキャッシュレスの可能性を検証する。
2021年10月1日に新設される、109 系統にリムジン型車両による特急便を首都高速道路を経由するルートで座席定員制(先着順・予約不可)とすることにより、速達性と快適性が向上する。この109 系統特急便は、交通系ICカード(PASMO/Suica等)、市営バス定期券、1日乗車券等での利用に加え、Visaのタッチ決済での利用が可能だ。なお、バス車内で現金の利用(運賃の支払い・IC カードチャージ等)はできない。Visaのタッチ決済では、バス車載運賃箱に読取機器を設置。Visa のタッチ決済に対応したカ ード(クレジット、プリペイド、デビット)をかざしてもらうことで運賃を支払いできる。利用履歴は、QUADRACが提供するサイトにアクセスし、「マイページ」 の会員登録手続きの後に確認できる。
なお、各社の役割として、横浜銀行がプロジェクト統括、三井住友カードがキャッシュレス導入支援、 steraプラットフォーム提供、VisaがVisaのタッチ決済に関するソリューション提供認知プロモーシ
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ペイメントナビ編集部
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